桜、ふわふわ ~キミからの I LOVE YOU~
って、ちょっと感動してたのに。
「教室にニューハーフおるー! って、思わず、探してしまったやん」
意地悪っぽい目で、からかうように言うイッペー君。
「そ、そんなにガラガラじゃないよ。コホッ、コホッ」
ムキになって答えながら、はねるようにして、イッペー君の方に近づいた。
なんかうれしい。
久しぶりに話せた……。
「のど飴いる?」
「あ、欲しい!」
カーディガンのポケットを探るイッペー君は、「あ……」と呟く。
「今、持ってへんわ」
「もぉ……なにそれー」
ほんといい加減なんだから……。
イッペー君の、のど飴欲しかったなぁ……。
なんてしょんぼりしていると、頭上から声が降ってきた。
「国語準備室にやったらあるけど。取りに来るかー?」
にんまり笑うイッペー君。
あたしは迷わず「うん」って大きく頷いた。
「教室にニューハーフおるー! って、思わず、探してしまったやん」
意地悪っぽい目で、からかうように言うイッペー君。
「そ、そんなにガラガラじゃないよ。コホッ、コホッ」
ムキになって答えながら、はねるようにして、イッペー君の方に近づいた。
なんかうれしい。
久しぶりに話せた……。
「のど飴いる?」
「あ、欲しい!」
カーディガンのポケットを探るイッペー君は、「あ……」と呟く。
「今、持ってへんわ」
「もぉ……なにそれー」
ほんといい加減なんだから……。
イッペー君の、のど飴欲しかったなぁ……。
なんてしょんぼりしていると、頭上から声が降ってきた。
「国語準備室にやったらあるけど。取りに来るかー?」
にんまり笑うイッペー君。
あたしは迷わず「うん」って大きく頷いた。