kilL me Game…
部屋に入り、鍵とチェーンを賭けてアタシはベッドに潜り込んだ。


怖い
怖い…
怖い……





アタシは全ての家事を放棄して、ルキが帰ってくるまでベッドの中にいた。





―ピンポーン




チャイムの音が鳴り響いてアタシの体は震え上がった




お母さん?
ほっといて!
アタシは、何もかも捨てたんだから…





「ミク、俺だ」





意外な人の声に、アタシはのそのそとベッドから出て玄関に向かった




「ルキ?」




「あぁ、開けてくれ」




「鍵持ってないの?」





「チェーンを外せ」




…あぁ、アタシチェーンしたの忘れてた



「ちょっと待って」




そう言ってチェーンを外すと、愛おしい人がアタシに向かって微笑んでた
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