Secret Romance*



「…うん?」


――は!



「いえ…
何でもないの!
おはよう新田君!
新田君も朝早いのね?!」


「まぁね。
勉強は朝の方が捗るし
学生が学業に取り組むのは当然のことだしね」


―――…カチン


「さすが新田君…
学生の鏡ね!いやもう国宝級の精神だわ!
いっそのこと留学などなさって自分をよりスキルアップさせてみてはいかがかしら?」


――そのままどっかへ消えろ!!





顔は笑顔のまま私は密かに悪態をついた



「そんなことないよ
僕にだってまだ分からないことは沢山あるしね?」

「ご謙遜ですね。
新田君くらいなれば
頭の中は下手な参考書より詰まってるんじゃないかしら?」


――変態の知識も混ざっているけどね



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