Secret Romance*


「…えぇっと絆創膏は…あ、あった!
はい玉木ちゃん」


保健室

道具棚をあさくって
私に絆創膏を差し出す新田



「…。」

それを無言で受け取る私



「…お礼くらい言いなよ…玉木ちゃん」


誰のせいで出来たと
思ってんのよ!


「昨日はあんなに可愛く求めて来たのにね」

―――!



「求めてないっ!」

「お、やっと口聞いた」

――しまった…

私は慌てて口を押さえた


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