Secret Romance*
基side


ガラガラ
「遅くなりました」

「あ…新田君!
どこに行ってたの?」
担任が心配そうに俺を見る


「すいません。
少し具合が悪くなったので保健室で寝ていました」


「そうだったの…
もう調子はいいの?」


「はい。もうすっかり」

自分の中でもとびきりの笑顔を飛ばす


「そ…よかったわ。
あ、そういえば玉木さんが探しに来なかった?」

――…くす。




「玉木さんなら来ましたよ。
でも今度は玉木さんの方が体調を崩したみたいで…キツそうだったので保健室に寝かせて来ました」


「そうなの?
流行ってるのかしらね…風邪」

担任は俺の言うことを完璧に信じたみたいで呑気に笑っていた




ま、まんざら嘘でもないけどね



今ごろ玉木はゆっくり寝てるだろうし…


ちょっと激しかったから



夕方まで動けないな…アレは



自分の席に戻り
そんなことをふと考える。





さて…次はどうやって遊ぼうかな?



第二章 復讐大作戦
END
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