Secret Romance*
12月23日…




今日は学校の終業式を迎えていた。





体育館の舞台袖に委員代表として挨拶待ちする私。




あれから…
新田の勝負に負けてから、新田が私に言った言葉…


「可愛い玉木ちゃんに免じて、委員長の座は譲るよ」


耳元でクスリと笑って囁かれた。




新田の気まぐれになんて付き合いたくなかったけど、これだけは文句も言わずに甘えることにした。



それはもはや内申とかじゃなくて、私の偉大なる計画のため。




◎今の私の計画◎

その1
委員長になり、私の信者を更に増やす。

その2
信者を新田より増やしたところで反撃開始。

その3
新田を見事打ち倒し、二度と私に近づかないように誓わせる。



これぞ、害虫駆除抹殺作戦…


目に余る新田とはオサラバで、めでたし、めでたし。



どうよ、私の完璧な作戦





さすが天才麗々…


自分でも惚れ惚れするほど完璧だわ…





私は、自分の世界に入って不気味に笑い続けた。


その顔を全校生徒が見ていることも忘れて…。




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