青空

おそるおそるベットに近づきガバッっと
布団をはぎとる。

「うわあっ!!!」

これ以上のないくらいの大きい声が出た。

「何事なの!?」

声を聞いた看護師さんが飛んでくる。

「あ・あれ!」

ベットを指差し答える。

「あ~っ!!!皐月ちゃん!!!」

そう、見たことのない女の子がベットの
中で寝ていたのだった。

「ちょっと皐月ちゃん!起きて!
ここ違う病室だからーっ!!」

そう言って看護師さんが何度揺すっても
一向に起きる気配がない。

「しゃあねえ…あの手を使うか。」

「あの手?」

「そう、あの手」

俺はにやりと笑って答えた。

「いくぞ!」

そう言って俺は皐月の頬を
左右に強く引っ張った。


「い…いたた…いた、いったーい!!」



< 15 / 15 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

パニック症候群

総文字数/6,122

恋愛(その他)16ページ

表紙を見る
そよ風の妖精

総文字数/10,790

恋愛(その他)24ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop