虹の賢者
「… ちっ!!いったんアジトへ引き揚げるぞ!!」

不安を抱えたままアジトへと引き揚げ、荷物を解いたが…


「【龍の瞳】がただの石になってる…?」


「はぃ!?」


カルーアミルクは【龍の瞳】だった時と同じ大きさの石を両手で持っていた。


確かに以前の様な輝きも透き通る美しさを失ったただの石の塊になっていた。


「… どういうこと?確かに洞窟を出るまでは【龍の瞳】だったはずなのに…」

「あの光が通り過ぎた時に封印をかけたのかしら?」

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