虹の賢者
「ようこそ、旅のおかた。すまんが街は見ての通りゴチャゴチャしておる」


「かまわないさ。ちょいと3日ほど泊めてくれ。」


町長は宿屋へと旅人を案内した。

船の乗組員だけで貸し切り状態になるほど小さな宿屋だった。


「まぁ、たまには陸で寝るのもいいか…」


「たまに陸でも寝ないと、寝方を忘れちまうぜ(笑)」
< 40 / 72 >

この作品をシェア

pagetop