虹の賢者
「うわぁ、広いね〜」


声が反響する。


自分の声が幾重にも重なる、不思議な空間…
洞穴の奥から光が差していた。


「向こうにも続いているのかな?」


明日香は先に進もうとしたが、はるに腕をつかまれる。

「どうしたの?先に行ってみようよ。」

「お母さん達が呼んでる。」
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