恋愛小説*゚
会いたい気持ちと
会いたくない気持ちが
何度も交差する…
「はあー…」
本日何度目かわからない
ため息をつきクルールームの
ドアを開けた…
よし、まだ来てないみたい。
ユニフォームに着替えつつ、
時間を確認。
確かにまだ入る時間の
30分前だから、
いなくて当たり前…と一安心
着替え終わり椅子に座って
携帯をいじりはじめて数分後、
ガチャッ
と音がしてドアが開き、
渡瀬君の姿がみえた。
高鳴る鼓動
「おはようございます」
と互いに挨拶をする。
そしてそのまま沈黙。
人見知りの激しい私は
気を使って話しかけてあげる
ことすらも出来ない。
それなのに渡瀬君が来てから
静まらない心。
ほんと可愛くないな、私。