恋愛小説*゚


倉庫に着くとすぐに出たため息

どうして同じ人なのかな?

そう考えたら鼻の奥が
ツーンとした。

だけど今はバイト中!
泣くな、私。

鼻をすすり、気合いを入れる。
そしてコーヒー豆の袋をとり
戻ろうとしたとき、
倉庫の扉をあける音がした。

まさか…

「あ!島崎さん、
 ケチャップってどこ?」

と言ってこっちに来たのは
渡瀬君…タイミング悪いよ。

「ここです!」

棚にある段ボールに指を差し
逃げるように倉庫をでた私、
なんとか涙こらえた…。

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