恋愛小説*゚
そのあとはずっと、
バイトの終わる時間が
待ち遠しかった。
とりあえず一人になりたかった
それなのに目の前には笑顔の
男の先輩。
数少ない正社員の一人で
この店で2番目に偉い26歳、
長谷川-ハセガワ-さん。
「…なんですか??」
苦笑いな私に対し満面の笑みで
「1時間、延長お願い♪」
「………。」
冗談じゃないっ!
延長したら凪チャンや渡瀬君と
時間一緒になっちゃうよ!
「無理ですっ!」
って私に長谷川さんは
「何か奢るからさ!
スケジュール作成ミスで
人数足りないみたいでさ…」
スケジュール作るの
長谷川さんじゃん!
だけど断れない性格の私は
「わかりましたよー…」
とOKしてしまった。