恋愛小説*゚
「なんか渡瀬君、
すごく焦ってたよ?」
携帯をポケットにしまい、
田原君の方へ体を向ける。
「何かあったんじゃねーの?」
「何だろうねー…
てか星谷君と凪チャンは?」
渡瀬君の様子も気になったけど
まだ来ていない二人も
気がかりだった。
数分後、渡瀬君がやって来た
「…あーっ、疲れた」
相当自転車を飛ばして
来たようで肩で息をしている
「どうしたのー?」
って呑気に聞いた私に
息を切らしながら渡瀬君が
「冬休み…島崎さんの元彼が…
バイト入るんだって…」
と言った。そして
それを聞いた私は固まり
その直後、
「はぁーっ!?」
という私の大声が響き渡った