恋愛小説*゚
「元彼ってこの間の
斉藤駿?」
私のかわりに田原君が
渡瀬君に尋ねた。
「うん、さっき
事前指導受けてた…」
この間の駿の諦めないから、
の意味がやっとわかったね。
こういうことだったのか…
「どうする…?」
ニヤけながら田原君が
私に問いかける。
絶対、この人面白がってる…
「んー…とりあえず、
今日解散したら冬休みの
スケジュール見に行く」
バイトの時間が違えば
会わずにすむはずだし…
「あ、俺等も行くよ!
なっ!渡瀬」
「あ、うん」
たぶん田原君が私に
気を遣ってくれたのだろう、
…面白がってるだけなのかな?
そのとき…