恋愛小説*゚
「「ごめん、お待たせっ」」
と凪チャンと星谷君の声がして
振り返るとそこには
お洒落をした星谷君と
寒いなかミニスカをはいて
いつも以上にメイクの濃い
凪チャンの姿があった。
私と田原君は自然と
同時にため息をついた。
店内に入り席へと案内される。
そして当たり前かのように
凪チャンが渡瀬君の隣を
陣取り星谷君は悲しそうに
凪チャンの向かい側に座る
どうせ凪チャンの隣に座っても
相手にされないだろう、
と思った私は星谷君の隣に
座った田原君の隣、
つまり渡瀬君の斜め前に座った
憂鬱なクリスマスの
焼き肉パーティーが始まった。