恋愛小説*゚



「んじゃ、帰るか?
 俺ら明日もバイトだし…」

と田原君がきりだした。

「うん、帰るー」

「じゃあ渡瀬、ちゃんと
 島崎送って行けよ?」

毎回毎回田原君は…
何を言うかわからない。

「ああ、じゃーなー」

と普通に返事をする渡瀬君も
わからないけどね?

「ごめんね?渡瀬君…」

と申し訳なさそうに言うと

「気にしないで」

と笑顔で返してくれた。

こういうところが好き、
優しいんだもん、渡瀬君…

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