恋愛小説*゚


「ねえ、渡瀬君はどんな
 女の子が好きなの…?」

私、今絶対顔赤いけど
暗くて表情がわからないから
だから聞けたこの質問。

「明るい笑顔の輝いてるコ…」

「へー…」

笑顔の輝いてる人かー…
難しいな…

楽しい時間は永遠に続かなくて
私の家の前についてしまった。

「今日はありがとう、
 送らせちゃってゴメンね」

「送りたくて送ったんだから
 気にしないでいいよ」

って言ってくれたことで
私の鼓動が早くなったことが
すぐにわかった。

「じゃ、バイバイ?
 気をつけてね?」

と手をふったら

「斉藤のこと何かあったら
 すぐに言ってよ?
 じゃあなー」

って手を振り替えしてくれた
それがすごく格好よくって
好きって言葉が出そうになった


< 71 / 109 >

この作品をシェア

pagetop