恋愛小説*゚


家の中に入り、自分の部屋の
ベッドの上に寝転んだ。

携帯をポケットから出し
送ってくれてありがとうって
メールを打とうとしたとき、
着信音が鳴りディスプレイには
渡瀬君の名前が表情されていた

携帯を耳にあて電話にでる

「はい…?渡瀬君?」

「渡し忘れたものがあるから
 外出てきてくれない?」

言われた通り、家の外に出ると
そこには数分前に見送った
渡瀬君の姿があった。

玄関のライトをつけ
電話をきり、渡瀬君に駆け寄る

「戻ってくるなんてダサいけど
 でも戻って来ちゃった」

ライトをつけたから
さっきはわからなかった
渡瀬君の表情もよくわかる

「これ、クリスマスだから
 プレゼント…」

そう言って小さな袋を
取り出した。

「たいしたものじゃないから
 期待しないでね?」

と言って私に袋を渡した。


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