恋愛小説*゚


「なんでお前がいんの?」

と更に不機嫌になった田原君。

田原君って凪チャンのこと
嫌いなのかな…?

「わーっ渡瀬君だ!」

質問に答えない凪チャンに
イラついた私が

「で?なんでいるん?」

って聞くと

「しばらくバイトないから
 スケジュールだけ
 書きにきたの!
 だからみんなも来て~っ」

なんて調子に乗りやがった…
一人でいけるでしょう?

「一人で行きなよ~っ」

って言った私の言葉を聞かず
渡瀬君を引っ張っていった。

それをみてため息をつく
私と田原君もクルールームへ
向かわざるを得なかった。

「凪のせいで早くに駿から
 離れた意味ないじゃん」

と拗ねる田原君に私は
あはは…と笑うしかなかった。


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