恋愛小説*゚
確かに駿は顔良い方だけどー…
だけどさー…?
考え込む私に田原君が
「良いこと考えたから
話合わせて?」
と耳もとでささやいた。
田原君のニヤついた顔をみるに
まともなことじゃないのは
すぐにわかった。
私の返事を待たずに田原君は
「斉藤、彼女いないみたいだし
アド聞けばいいじゃん!
昔島崎と付き合ってたし
島崎に協力してもらえよ」
と凪チャンに駿を猛プッシュ
「あ、協力するよ?」
と私も笑顔でつづけ渡瀬君も
「バイト冬休みだけみたいだし
今しかチャンスないよ?」
と話を合わせてくれた。
それを聞いた凪チャンは
「うん!みんな協力してね?
じゃあ話かけてくる」
とクルールームに入った。
そしてこれ以上関わりたくない
私たち3人はすぐさま
駐輪場へと向かった。