文学乙女
今日は会えるといいな…。




会えることを心から願いつつ、高鳴る気持ちを抑えて図書館へ向かった−。





館内の自動ドアの前で立ち止まると、周りに人がいないか確かめる。





人がいないのを確認すると、あたしはいきなり両手を絡ませた。





どうかあの人に会えますように!





大げさに数秒間祈ったあと、討ち入りするように館内へ入った。






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