文学乙女
「じゃあ、あたしは上行きます…」





あたしは二階へ戻ろうと階段を上りかける。





「あの…」





「−え?」





相手に呼び止められると、あたしは立ち止まる。





「あの…越野さん…でしたっけ」





「はい。そうですけど」





あたしはうなずいた。






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