文学乙女
「−よしっ!」





深く深呼吸をすると、あたしは意を決して図書館へ向かった−。







午後の館内は利用客が多く、込み合っている。





今日は本を借りに来たんじゃないし。





イチかバチかの恋勝負の時だ!





勝負と言っちゃ、ちょっと大げさか(^^;)





佐伯さん、手紙読んでくれるよね?





大丈夫っ!きっと読んでくれるよ。





あたしはドキドキさせながら、佐伯さんを探す。








< 209 / 318 >

この作品をシェア

pagetop