文学乙女
長時間座ったせいで、若干腰が痛い。





階段を上るのも、足がガクガクでよろけっぱなし。






まるで、おばあちゃんになった気分。






無理ないか、わあわあ泣きながら座ってたんだし。






「大丈夫ですか?」






「ええ…すいません」






三枝さんに支えられながら、あたしはゆっくり階段を上る。






展示ギャラリーに戻ったところで、西海さんが通り掛かってきた。






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