文学乙女
密かに変人扱いしてたけど、よく見たらごくごく普通の人なんだ。





言い方はかなり失礼だけど。





「テレビ他のチャンネル見たかったら、変えていいですよ」





三枝さんはコップに注いだ麦茶を差し出した。





「ありがとうございます…」




「よかったら夕飯食べてって下さい」





三枝さんの快い気遣いに、あたしは小さくうなずいた。






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