ランチな二人
変化した日常
いつものランチタイム。


時刻は13時。


入口近くのテーブル席で、ランチメニューのオーダーを確認。


料理が運ばれてくるまで、スーツ姿の男が二人、書類片手に何やら打ち合わせの真っ最中。


時々視線を送ってみるものの、目が合う気配はない。


料理が運ばれてくると、一時仕事は中断し、食事をとりながらの世間話へと移行する。


他愛ない話もビジネス絡みで、正直ついていけない。


食後のコーヒーを運んでいくと、それが合図であるかのように再び打ち合わせを再開。


顔はキュッと引き締まり、仕事モードオン。


やがて14時をまわると、コーヒーの残りもなくなり、和やかに会計を済ませ、談笑しつつ去っていく。


――…ここんとこ一ヶ月、同じような場面を何度も目にしているわたし。
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