ランチな二人
そのまま、その場をUターンして、一度も振り返らずに立ち去った。


…どんな顔して荘司に会えばいいのか、わからなかった…。


携帯の電源をきって、自分の部屋へと戻る。





「――〜……ッッ」






こらえていた涙が、あとからあとから溢れてきて、


わたしは暗い部屋の中で一人、声をあげずに泣いた。
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