★媚薬キス★
第8章 本性
「だから、Mariaは俺の女なんだよ!」
彰はとうとう本性を出してしまった。すると貴志は…
「えっ!どう言う事だ?天使のような…」
「自分の女が他の男に取られそうなのに冷静でいられるか!」
「って事は会長は…」
「ああ、そうだよ!これが本当の俺だ」
それを知った貴志はビックリしていた…
「あの物静かな会長が…本当はこんな」
「こんな男で悪かったな!いいか俺の女に構うなよ」
彰は貴志に言いきったが、貴志も言いきった…
「それとこれは別だろうが!」
「嫌、一緒だ」
「違う!」
「俺達が先にMariaと出会ったんだからな」
Mariaは二人のやり取りを黙って見ていた。
【どうしてこんな事になったんだっけ?】
Mariaは考えていた、その時にMariaの携帯が鳴った…
「もしもし…うん…えっ!今はちょっと無理だよ…だって…う〜ん…じゃ〜メールでいい?じゃメール送るね」
そう言ってMariaは電話を切った。電話の相手とは光だった…
「もう、こんな時に光ってば、もう〜」
Mariaの電話が気になった彰と貴志は…
「おい、Maria?今の誰」
「誰だよ!」
二人に聞かれたMariaは悩んだ…男からって言えないからだったので、仕方なく嘘を言った。でも実は携帯の声が彰に聞こえてる事を知らなかったMariaは…
「お、お、女友達だよ(汗)」
すると彰は横目でMariaを見て言った…
「へぇ〜随分声の低いお友達で…」
嘘がバレてしまったのでMariaは少しずつ後ずさりしながら逃げようとしていた。でも、それに気が付いた貴志はMariaの後ろに行き押さえた。捉まったMariaは…
「いや〜!離して」
すると彰がMariaに…
「俺らを騙そうとしたな!Maria、お仕置きされたい?」
Mariaは震えた…