氷の女王に愛の手を

その後も根掘り葉掘り問いただすが、のらりくらりとかわされて、結局羽生の計画を聞き出すことは出来なかった。


羽生が大介のお見舞い(という名のちょっかい)を終えると、早々と帰路に着く。


その間に携帯電話を取り出し、メールを作成して送信ボタンを押した。


――――――――――――
Date:12/29 18:42
 To:花子(仮)
Sub:中間報告

例の件ですが、
守ってもらいますよ?
――――――――――――


「これはチビ助には見せられないな」


羽生は言う。


「彼にはまだ、起爆剤として頑張ってもらわないといけないからね」


送信されたメールには、


タクと美優が手を取り合っている写真が添付されていた―――


To be continue
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