兄貴の想い
私が中学に上がったころ、ちょっと気まずい出来事がおこった。
甘ったれの私は中学生になっても時々ヒデと寝ることがあった。
その日もヒデのベットで目が覚めた。
そろそろ起きるかぁ…
と思った時だった。
なぜかお尻に違和感が…
布団をはいでみると、血だらけ…
そう、初潮を迎えていた。
私の気配で隣で寝ていたヒデも目を覚ました。
そして、血だらけの私と布団を見たヒデはビックリした顔で固まった。
ヒデも察したのだろう…
『ミサ…とりあえず、風呂入っておいで。』
優しく一言言った。