兄貴の想い

私が中学に上がったころ、ちょっと気まずい出来事がおこった。




甘ったれの私は中学生になっても時々ヒデと寝ることがあった。



その日もヒデのベットで目が覚めた。



そろそろ起きるかぁ…



と思った時だった。



なぜかお尻に違和感が…


布団をはいでみると、血だらけ…



そう、初潮を迎えていた。



私の気配で隣で寝ていたヒデも目を覚ました。



そして、血だらけの私と布団を見たヒデはビックリした顔で固まった。



ヒデも察したのだろう…


『ミサ…とりあえず、風呂入っておいで。』



優しく一言言った。
< 36 / 73 >

この作品をシェア

pagetop