capriceー夜明けー
今日は風が強い。

時間も時間やから寒さは余計に増している。


「送るゆうてもめっちゃ近いでな笑」


海はいつもみたいに笑う。

「カイロやろか?家前やけど笑」


決心やった。







「海、あのな…好き、やねんけど。」


怖くて顔が見れん。


「は!?イヤイヤイヤイヤ、何?」




「そうか…嫌か…っよし!今のことは寝たら忘れて!おやすみ!」


あたしが1番海に近いって、ちょっと期待してたとこもあるからいっそう泣きたかった。



「嫌…っちゃうやん…待て待て…俺、俺もお前好きや」
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