君色 **空色**
24日は微妙な天気だった

朝起きてカーテンを開けると、曇り時々雨

起きて、服を着替えて……

そうしてベッドにダイブする


「うぅ……どうしよう」


未だに私は悩み続けていた

どうしたら良いのだろう

そう考えながら、私は結局家を出た

電車に乗って、いつもの通学路をたどっていく

いつもの通学路が、少し遠く感じる

もっと早く着いたら良いのに

学校に近づけば近づくほど、彼に早く会いたくなる

顔が見たい
声が聴きたい

急ぎ足になりながら、私は駅から大学への道を上がっていく………のをめんどくさく思いバスに乗り込んだ

大学の門から芝生を抜けて、目の前に見えるは大きい時計塔

その横に並ぶ2つのツリーが、きっと彼の言っていたツリーだろう


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