君色 **空色**
『陽菜、あの人カッコ良くない?』
『そう?』


というのは日常茶飯事で


『隣のクラスの○○くんが、陽菜の事好きなんだって!』
『あ~私そう言うの興味ない』


と言うのは恒例のセリフ

彼女たちの間で、私が落ちるような人はどういう人か調査するために、色々尋ねられた記憶がフラッシュバックする


「――――――と言うわけ。って言うかなんというか……」


結局、皆に詰め寄られ、近くのファミレスに連れ込まれた私は、しょうがなく岩崎くんの話をした


「やーん、めっちゃ面白そうな彼♪」
「ってか、陽菜そいつのどこが良いん?」
「うわ~どんな人か妄想掻き立てられる……」


様々な感想が押し寄せられるなか、その後皆が皆もった疑問は一つだった


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