君色 **空色**
♪~♪♪~~
送信ボタンが押されてから数分して、私のケータイが鳴りだした
「ね~返して!!」
奪われたままのケータイを見つめながら、私は彼女たちに訴えかけてみる
あの後、彼女たちが何をしたかと言うと
「はい、陽菜!はい、チーズ♪」
お決まりのセリフを言ったかと思うと、琴葉は私の方にカメラを向けてシャッターを切った
その後はと言うと、勝手にメールを作成し、勝手に送信
『マジで……』
もう声にはならず、心の中でそう呟いてしまう
もう諦めて拗ねたようにイスにもたれかかる私に、ようやく私のケータイが解放されて手元に返ってきたのは返信音が聞こえてからだった
送信ボタンが押されてから数分して、私のケータイが鳴りだした
「ね~返して!!」
奪われたままのケータイを見つめながら、私は彼女たちに訴えかけてみる
あの後、彼女たちが何をしたかと言うと
「はい、陽菜!はい、チーズ♪」
お決まりのセリフを言ったかと思うと、琴葉は私の方にカメラを向けてシャッターを切った
その後はと言うと、勝手にメールを作成し、勝手に送信
『マジで……』
もう声にはならず、心の中でそう呟いてしまう
もう諦めて拗ねたようにイスにもたれかかる私に、ようやく私のケータイが解放されて手元に返ってきたのは返信音が聞こえてからだった