君色 **空色**
琴葉に言われて、慌てて電話に出るとそこから聞こえてくるのは彼の声
『わりぃ!!さっきのメール俺のダチが勝手に送ったんだ!!』
開口一番に彼は私にそう謝った
これで謎が解けた
岩崎くんでないから、あんな注文のメールがきたのだ
つまり彼も私と同じように、ケータイを奪われてた言う訳で……
ほんと、似たり寄ったりだ
『ほんと、わりぃな……』と謝る彼に「うんん、大丈夫だよ」と言っていると、受話器の向こうが何やら騒がしくなる
『おまっ!!――――あ、もしもし?俺がそのダチの鈴木秀哉でーす。ごめんね~、突然』
彼の焦った声が聞こえたかと思うと、次の瞬間見知らぬ男性の声が聞こえてきた
驚いて言葉を失っている私に、電話の向こうの男性は話を続けていく
『楠木さん……だったよね?今から初詣行こうと思うんだけど、一緒に来ない?』
「へ!?」
その鈴木秀哉と言う男性の、突然の発言に、私は思わず間抜けな声を出してしまう
『わりぃ!!さっきのメール俺のダチが勝手に送ったんだ!!』
開口一番に彼は私にそう謝った
これで謎が解けた
岩崎くんでないから、あんな注文のメールがきたのだ
つまり彼も私と同じように、ケータイを奪われてた言う訳で……
ほんと、似たり寄ったりだ
『ほんと、わりぃな……』と謝る彼に「うんん、大丈夫だよ」と言っていると、受話器の向こうが何やら騒がしくなる
『おまっ!!――――あ、もしもし?俺がそのダチの鈴木秀哉でーす。ごめんね~、突然』
彼の焦った声が聞こえたかと思うと、次の瞬間見知らぬ男性の声が聞こえてきた
驚いて言葉を失っている私に、電話の向こうの男性は話を続けていく
『楠木さん……だったよね?今から初詣行こうと思うんだけど、一緒に来ない?』
「へ!?」
その鈴木秀哉と言う男性の、突然の発言に、私は思わず間抜けな声を出してしまう