君色 **空色**
真っ白だった頭が、徐々に鮮明になり、私は慌てて言葉をつむいだ
「えっと、岩崎くんのお友達さんですよね?って事は彼の家の方ですよね……それは少し遠いんで、やめっ……」
『え?ここまで結構かかる?んじゃ、俺車出して迎えに行くよ♪』
やんわり断りを入れようとしたが、どうやらこの人には伝わっていない様子
「えっ、や……でもそれは悪いですし……」
『え?いいって、いいって♪男ばっかだとやってらんないし。どこに迎えに行けば良い??』
しどろもどろに言葉を返しながら困っていると、チョイチョイと横から琴葉が私の袖を引っぱった
琴葉に気がついて、そちらを見ると、彼女は小声で「行っといでよ!」と言った
周りを見渡すと、他の友達も同じ意見だというように首を縦に振って頷いている
「えーっと……それじゃあ、その行きます……」
電話の向こうで、それを聞いた鈴木さんの声のトーンが少し上がり、私は彼迎えに来てもらうべく、細かい場所を決めていく
と言うより決められていく
「えっと、岩崎くんのお友達さんですよね?って事は彼の家の方ですよね……それは少し遠いんで、やめっ……」
『え?ここまで結構かかる?んじゃ、俺車出して迎えに行くよ♪』
やんわり断りを入れようとしたが、どうやらこの人には伝わっていない様子
「えっ、や……でもそれは悪いですし……」
『え?いいって、いいって♪男ばっかだとやってらんないし。どこに迎えに行けば良い??』
しどろもどろに言葉を返しながら困っていると、チョイチョイと横から琴葉が私の袖を引っぱった
琴葉に気がついて、そちらを見ると、彼女は小声で「行っといでよ!」と言った
周りを見渡すと、他の友達も同じ意見だというように首を縦に振って頷いている
「えーっと……それじゃあ、その行きます……」
電話の向こうで、それを聞いた鈴木さんの声のトーンが少し上がり、私は彼迎えに来てもらうべく、細かい場所を決めていく
と言うより決められていく