君色 **空色**
出店のおばちゃんから5人分の大判焼きを買って、皆のもとに帰ると、残っていたのは岩崎くんだけだった
何かを握りしめたまま……頭を抱えてる?
そんな背を向けている彼に、私は「あれ?皆は?」と声をかけると、彼は少し間をおいてから「……何か突然帰っちまった」と私に返した
「な、何で!?」
「……何でだろう」
驚いて尋ねる私に、彼は何だか歯切れ悪く答えていく
「どうしよっか……」
私は大判焼きを見つめながらそう言っていると、彼が「ほんと、どうしよっか」と私の方を見た
「ほんとに……この大判焼き………」
うーんと考えながら、私がそう言うと、彼は何だか面白いものを見るような顔をして私を見つめ返した
『私なんか変なこと言ったかなぁ~??』
頭の中は大判焼きでいっぱいの私は、首をかしげながらそんな事を考えた
何かを握りしめたまま……頭を抱えてる?
そんな背を向けている彼に、私は「あれ?皆は?」と声をかけると、彼は少し間をおいてから「……何か突然帰っちまった」と私に返した
「な、何で!?」
「……何でだろう」
驚いて尋ねる私に、彼は何だか歯切れ悪く答えていく
「どうしよっか……」
私は大判焼きを見つめながらそう言っていると、彼が「ほんと、どうしよっか」と私の方を見た
「ほんとに……この大判焼き………」
うーんと考えながら、私がそう言うと、彼は何だか面白いものを見るような顔をして私を見つめ返した
『私なんか変なこと言ったかなぁ~??』
頭の中は大判焼きでいっぱいの私は、首をかしげながらそんな事を考えた