君色 **空色**
学校を出て、これからどこ行こうかと2人して考えていると、前方からある女性が歩いてきた

特に気にしていなかった私だが、その女性はこちらに気がつくと「あれ?翔太?」と彼を見つめて尋ねてきた


『ありょ?翔太……って岩崎くんの事だよね』


『もしかして家の人かなぁ』と少し緊張しながら考えていると、彼女は「今日は晩は家なの?って、あらヤダ隣の方は…」と気付けばすでにもの凄く近くまでいらっしゃっている

そうして彼女は隣の彼に何かを耳打ちすると、満面の笑みで「ねぇ、家に寄っていかない?」と私に尋ねた


「は、はい……」


思わず条件反射で私はそう答えてしまった

答えてから『ってか、彼女は誰!!!?』という疑問にぶち当たってしまう

私がそう混乱していると、彼はまるで私の心を読んでいるかのように、グッドなタイミングで「叔母さん……」と呆れたように呟いた


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