君色 **空色**
「陽菜ねぇちゃん、これも読んでぇ~」
「ん~?これ?♪」
彼の家に帰って来てからというもの、亮太くんは私に懐いてくれて離れなかった
子供好きの私としては、めちゃめちゃ嬉しいが、右端の方から送られる視線が痛い
苦笑しながらそちらに目を向けると、1人端っこで座っていじける岩崎くんの姿
その姿が面白すぎるなぁと思いながらも、もうそろそろ可哀そうになってきたので仲間に入れてあげる事にした
でも、私が「仲間に入っておいでよ」と言うのもなんだか少し気か引けるので、亮太くんにヒソヒソと頼み事をする
「岩崎くんいじけてるから、こっち呼んできてあげて」
「ん?翔兄ちゃんを?」
「そう」
笑いながら彼にそう言うと、彼も「確かに翔兄ちゃん寂しそうだね~」と言ってニッコリ返した
子供にもバレてます、岩崎くん
そう笑いをこらえながら心の中で呟いていると、亮太くんに手をひかれて、机からベッドの近くに寄ってくる彼
「ん~?これ?♪」
彼の家に帰って来てからというもの、亮太くんは私に懐いてくれて離れなかった
子供好きの私としては、めちゃめちゃ嬉しいが、右端の方から送られる視線が痛い
苦笑しながらそちらに目を向けると、1人端っこで座っていじける岩崎くんの姿
その姿が面白すぎるなぁと思いながらも、もうそろそろ可哀そうになってきたので仲間に入れてあげる事にした
でも、私が「仲間に入っておいでよ」と言うのもなんだか少し気か引けるので、亮太くんにヒソヒソと頼み事をする
「岩崎くんいじけてるから、こっち呼んできてあげて」
「ん?翔兄ちゃんを?」
「そう」
笑いながら彼にそう言うと、彼も「確かに翔兄ちゃん寂しそうだね~」と言ってニッコリ返した
子供にもバレてます、岩崎くん
そう笑いをこらえながら心の中で呟いていると、亮太くんに手をひかれて、机からベッドの近くに寄ってくる彼