君色 **空色**
「きゃあ、運命!?」


乙女チック妄想全開のチィちゃんは、私の言葉を聞きながらどんどん妄想している様子

こうなると止められないので、それは置いておくとして……


「何かしゃべったん??」


トモちゃんの質問に、私は「あぁ、『今日はずっと一緒やね』っていう話はしたよ?」と答える

それを聞いて、彼女たちは楽しそうに私を茶化す


「ずっと、一緒やね。これからも一緒にいような。みたいな~」

「おい!それ怖い!!怖いから!!」


くだらない話をしていると、テスト開始の時間が迫り、続々と学生が教室へ入って来る


その中に……彼はいた


トモちゃん達が笑っている気配を背で感じながらも、私自身何だか笑えてくる

それを隠す意味も込めて、彼が私の横に座ると、私は「おはよう」と笑顔で挨拶した


「今日も一緒やねぇ~。ここまで来るとほんまおもろいわぁ。明日はもしかして教育論あったりするん?」


まさかそれはないよね~と思いながらも、彼に質問を投げかけてみる


「明日は教育論あるなぁ~」


その言葉に、思わず私は目を丸くしてしまう


「ほんまに!?ほんまおもろいなぁ」


そう言ってと言って私は彼に笑いかけた


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