君色 **空色**
私の言葉に、彼は数秒私を見つめ返している


ありょ?なんか私変な事言ったかな??


少し不安に思って、彼から視線をそらせないでいると、向かいの席から山下くんの声が聞こえてきた


「んじゃ、俺たちも滑る?」

「んー、そうだね!私もう少し滑りたい気分かも♪」


どうやらこれで、また2組に分かれて冬を楽しむ事になるようだ

でもその前に


「そんじゃとりあえずメシ食いに行きますか」


全員が飲んでいた飲み物が無くなると、私たちは少し早めの夕飯を取るべくして、カフェを出た


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