君色 **空色**
「これで楠木は俺から逃げられないよ?」
「へ?」
彼の言葉の意味を見いだせずに首をかしげていると、彼は言葉を続けた
「俺たち今、神様の前でキスしちゃったから」
その言葉を聞いて、私は思わず笑みがこぼれた
意外とロマンチックな事を言う彼に、赤くなっている顔を隠して少し下を向いた
それからニヤける顔を抑えながら、私は彼に言葉を返した
「それじゃあ、私をしっかり見ておいて下さいね。捕まえていて下さいね」
「お嬢様の仰せのままに」
そう言ってニッと笑った彼は、ロウソクの光に照らされて、頬が赤くなっているように見えた
そんな言葉、涙が出そうになるくらい嬉しいよ
つないだ手を決して離さないで……
私は彼の手を握り返しながら、隣に並ぶ彼の顔を見上げて笑った
「へ?」
彼の言葉の意味を見いだせずに首をかしげていると、彼は言葉を続けた
「俺たち今、神様の前でキスしちゃったから」
その言葉を聞いて、私は思わず笑みがこぼれた
意外とロマンチックな事を言う彼に、赤くなっている顔を隠して少し下を向いた
それからニヤける顔を抑えながら、私は彼に言葉を返した
「それじゃあ、私をしっかり見ておいて下さいね。捕まえていて下さいね」
「お嬢様の仰せのままに」
そう言ってニッと笑った彼は、ロウソクの光に照らされて、頬が赤くなっているように見えた
そんな言葉、涙が出そうになるくらい嬉しいよ
つないだ手を決して離さないで……
私は彼の手を握り返しながら、隣に並ぶ彼の顔を見上げて笑った