君色 **空色**
「あぁ、そうだ……陽菜、良いとこに!ちょっと手伝って欲しいんだ。俺まだここに慣れてないし、お前俺の講義とってるだろ?」

「え!?講義って……辰にいの?」

「ジャーナリズムのヤツ」


「あー!!」と私は納得してから少し考える

辰にいと久々に会ったのだから、話を少しくらいはしたい

でも今から講義があるし……

しばし考えてから、講義の方はレジュメがあればどうにかなるだろうと結論付ける

もし分からなくても、佳奈ちゃんがいるから何とかなるだろうとも思う

「ごめん!レジュメ頼んでいい??」と頼むと、私は辰にいの後をついて行った


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