君色 **空色**
「何でそうなるんですか??」

『うん、陽菜ちゃんはもうそれで良い!!とりあえず、明日はいつも通り普通にしていたら、もう万事OK♪』


そうなのかな~と考えながら、私は黙りこんでしまう


『てかね、陽菜ちゃん遠慮して自分の気持ち全くと言っていいほど言わないから、不安になるんだよ。思ったこと翔太にもぶつけてみな?そしたら、意外とあっさり解決するよ』

「そ、そうなのかな?」

『そうそう!』


それから佳奈ちゃんとの電話を終えてベッドにもぐると、私は自分の唇に再び触れてみた

まだ覚えている、あの慣れないキスの感触

頬に熱が集まるのを感じながら、私は静かに深い眠りへと落ちていった


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