君色 **空色**
放課後
5限目の授業が終わって、時刻は6時20分
足早に教室を出て私は辰にいのいる教授棟へと向かった
「失礼しまーす」
ノックをして、定番のセリフを言うと、私はドアを開けて中に入った
中央に位置した席に腰をおろして資料と睨めっこしている辰にいの姿が、すぐに目に入ってくる
「あれ?辰にいメガネだったけ??」
「………まさかの老眼?」と続ける私に「失礼なっ!」と辰にいは反論する
「文明の利器に頼りだしたら、少しずつ視力が落ちてったの」
そう言いながらメガネを外して机の上に置くと、辰にいは部屋の隅に置かれたダンボール箱を指さした
「と言う訳で、あれよろしく」
はぁ~と溜息をつくと、私は昨日同様辰にいと本棚の整理を開始した
5限目の授業が終わって、時刻は6時20分
足早に教室を出て私は辰にいのいる教授棟へと向かった
「失礼しまーす」
ノックをして、定番のセリフを言うと、私はドアを開けて中に入った
中央に位置した席に腰をおろして資料と睨めっこしている辰にいの姿が、すぐに目に入ってくる
「あれ?辰にいメガネだったけ??」
「………まさかの老眼?」と続ける私に「失礼なっ!」と辰にいは反論する
「文明の利器に頼りだしたら、少しずつ視力が落ちてったの」
そう言いながらメガネを外して机の上に置くと、辰にいは部屋の隅に置かれたダンボール箱を指さした
「と言う訳で、あれよろしく」
はぁ~と溜息をつくと、私は昨日同様辰にいと本棚の整理を開始した