君色 **空色**
送られてきたデータを確認して、私は彼女に言葉をかける


「稲田さん、瑠奈って言うんだね!!なんかめちゃめちゃ可愛い。ルナちゃんって呼んでいい??」

「え?うん、良いよ?」


ダメだ!!

めちゃめちゃ可愛すぎる、この子!!!


おっさん化して心の中でそう叫んでいると、再び突然頭上から声がかかった


「ハロ~」


そうやってルナちゃんと話している私の耳に届いたのは、時々一緒にお昼を食べるミィちゃんの姿


「ミィちゃん!何でここにいるのぉ~??」


分かっていながらも、苛めてしまいたくなる

それくらい彼女は可愛らしい


「ひっど~。私もこの授業取ってんの!ここ良い?」


そう言って彼女は私たちの近くに座った


< 39 / 292 >

この作品をシェア

pagetop