君色 **空色**
授業が終わると、私たちは次の授業に向かうべく、4人で教室を出た

特に取り立てて言うような会話をするでなく、何となく会話を交わしながら、ゆっくりと遠く離れたE号館に向かう

途中ミィちゃんと沼田くんに別れを告げ、ルナちゃんと階段を上がって教室のドアを開けると、1番ノリ

だけれど、受ける授業的にはテンションが下がる

今日のラストの授業は中国語

私はチャイ語が本気で苦手!!

特に発音があり得ない

2声と3声……

一体どう違うんだ??という段階

そうこうしているうちに、ユゥちゃんが来て、ナナちゃんが来てと、いつものメンバーがそろってくる

そうして彼もようやく登場

ドアを開けて教室内に入ると、彼は私たちの横を通り過ぎようとしていく


「ちょ、ストップ、ストップ!!」


ずっとサボっていたから分かっていない自分の席を、彼を止めて教える


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