君色 **空色**
チャイムが鳴るまで、私はトモちゃん達と、雑談をしたり、英語の答え合わせをしながら時間を潰した
チャイムが2分前
だんだん多くなってきた教室のドアが開いて、彼が入ってきた
いつもの『半笑い』
後ろでトモちゃんが笑いをこらえているのが分かる
そんななか、彼は私に「ここ?」と席を指さして、自分の席を尋ねた
「うん!そこ。おはよう」
そう私が少し笑いをこらえながら、彼に挨拶をすると、彼の席の通路を挟んだ隣に座る植田くんが彼に話しかけられている
「なぁ、なぁ!今日のさぁ、これなんて訳すん?」
その光景を見て、思わず私はトモちゃん達の方を振り返る
植田くんは面白いくらい、春学期に周りの席の人に訳を聞きまくっていた人物だ
『岩崎くん、餌食になってるよ~』
私たち、3人一同は同時に同じ事を考えて、笑いをこらえるのに必死だった
チャイムが2分前
だんだん多くなってきた教室のドアが開いて、彼が入ってきた
いつもの『半笑い』
後ろでトモちゃんが笑いをこらえているのが分かる
そんななか、彼は私に「ここ?」と席を指さして、自分の席を尋ねた
「うん!そこ。おはよう」
そう私が少し笑いをこらえながら、彼に挨拶をすると、彼の席の通路を挟んだ隣に座る植田くんが彼に話しかけられている
「なぁ、なぁ!今日のさぁ、これなんて訳すん?」
その光景を見て、思わず私はトモちゃん達の方を振り返る
植田くんは面白いくらい、春学期に周りの席の人に訳を聞きまくっていた人物だ
『岩崎くん、餌食になってるよ~』
私たち、3人一同は同時に同じ事を考えて、笑いをこらえるのに必死だった