君色 **空色**
そうやって何通かメールを重ねると、再び彼から返事が返ってこなくなった

これは、寝てるとかそういうのでなく、都合の悪いメールは止めているのか!?という疑惑が湧きてきた頃

ようやく次の返事が返ってきたのは、次の日の2限目の授業時だった

2限目の『社会調査論B』

私は、理論ばかりの調査論は、あまり好きじゃない

と言うより、春学期に受けたAとほとんどやっている事が一緒なのが、気にくわないのかもしれない

それでも授業は絶対に休めない私って何なのだろうかと、疑問に思う

ボーっと頬杖をついて授業を聞いていると、バックの中のケータイが震えるのを感じた

チラリとバックを見てみると、バックから見えるケータイが光っている


誰からだろ?


そう思ってケータイを開くと、岩崎くんからのメールだった


『寝てもたぁ!ちなみに2人の金曜の時間割って何なん?』


『あ~やっぱり寝たわけね』と了承しながら、私は彼への返信メールを製作していく

あらかじめルナちゃんの授業の時間割は把握済みなので、すぐにそれを返信する

ちなみに、3限目はサボっていく事前提に……


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